どのようなものが世界遺産として認定されるのでしょうか。
ちょっと確認しますね。
1972年、ユネスコのパリ本部で第17回ユネスコ総会が開かれ、「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」が満場一致で成立しました。
この条約に基づいて、世界遺産リストに登録されたものを、世界遺産といいます。
世界遺産は、以下に分類されます。
文化遺産・・・すぐれた普遍的価値をもつ建築や遺跡など。
自然遺産・・・すぐれた価値をもつ地形や生物、景観などをもつ地域。
危機遺産(危機にさらされている世界遺産)・・・後世に残すことが難しくなっているもの。
その他、戦争や人種差別など、人類が犯してしまった罪を証明するものも世界遺産として登録されています。
これらは「負の世界遺産」と呼ばれています。
世界遺産リスト登録の第1号は、アメリカのイエローストーンや、ガラパゴス諸島など12件です。
内訳は、自然遺産が4、文化遺産が8でした。
世界遺産とユネスコの関連性
世界遺産とユネスコの関わりを見てみましょう。
そもそも「ユネスコ」とはいったいどのような機関であり、
どのような活動を行っているのでしょうか。
また、世界遺産をめぐる活動の根拠となっている、ユネスコの理念、目標とは一体どのようなものなのでしょうか? ユネスコ(United Nations
Educational, Scientific and Cultural Organization)
、その頭文字をとってUNESCOは、「国際連合教育科学文化機関」です。
国際連合の経済社会理事会の下におかれる、国際連合の専門機関です。
教育、科学、文化の発展と推進を目的として、1945年に採択された「国際連合教育科学文化機関憲章(ユネスコ憲章)」に基づいて1946年に設立されました。
フランスのパリに本部が設置されています。
話題の世界遺産検定
世界遺産検定って聞いたことありますよね、今なにかと検定ブームですからね。
「世界遺産検定」(正式名称:世界遺産学検定)は、世界遺産の素晴らしさを一人でも多くの人々に伝え、その輪を広げていくために、世界遺産検定実行委員会(NPO法人世界遺産アカデミー)が実施する検定です。
世界遺産についての深い知識を沢山もっていれば、旅をするのも自然と楽しくなります。
さらに、その知識の理解度や習熟度を評価し、総合的に測ることができれば、学習の励みにもなるのではないでしょうか。
「世界遺産検定」の検定料の一部は、世界遺産アカデミーを通じて、世界遺産保護活動のためにユネスコ世界遺産センターの「世界遺産基金」へ寄付されます。
ですので、受験することで世界遺産の保護に参加することにもなるのです
検定は初級、中級、上級の3つに分割されており、
おのおのの出題範囲は以下のとおりです。
★初級 。
世界遺産の基礎的知識、日本の世界遺産、世界の主要な世界遺産。
*公式テキストブック第1巻〜第3巻のなかから80パーセントを出題。
初級は、更に「ブロンズ」「シルバー」にわかれ、同一問題で60パーセント以上の正解率がブロンズ、80パーセントの正解率でシルバーとそれぞれ認定されます。
★中級 。
初級の「シルバー」を取得された方のみが受験可能です。
全5科目のなかかれら選択します。
・ヨーロッパ(東・西・南・北・中央)。
・東アジア(日本・中国・韓国・ロシア・NIS諸国・オセアニア)。
・北米・中米・南米 ・アフリカ 。
*境界エリアにある世界遺産に関するは、エリアをまたいで出題される場合もあります。
また、今後、登録状況などによりエリア区分の見直しがある場合もあります。
中級は、さらに「ゴールド」と「プラチナ」にわかれ、ゴールドは、80パーセントの正解率で認定、プラチナはゴールドを2科目取得された方が認定されます。
★上級 。
*中級の「プラチナ」を取得された方のみが受験可能です。
上級は「マイスター」と呼ばれ、具体的なプレゼンテーション方式の検定です。
取得者は世界遺産アカデミー・オープンカレッジ専任講師ならびに、世界遺産アカデミー企画・監修のフィールド・トリップのコーディネーターとして登録されます。
このような検定も存在します。
興味のある方は、ぜひともチャレンジしてみてください。
世界遺産の登録範囲
世界遺産には登録できる範囲があるようです。
原則として核心地域や緩衝地帯の範囲は、
それぞれのケースに応じて専門的検討に基づき決められます。
このようにして、範囲が決められています。
緩衝地帯(バッファゾーン)というものです。
文化遺産を取り巻く環境や景観を保護するために、核心地域の周囲に設けられる利用に一定の制限を有する区域をいいます。
世界遺産登録のためには、緩衝地帯を確保することが条件となりますが、世界遺産登録のための特別な規定があるものではなく、具体的にはそれぞれの国における法律や条例を適用して確保することになります。
核心地域(コア)。
文化遺産として直接登録される地域をいいます。
文化財保護法などで厳格に保護されていることが必要です。
世界遺産登録は市域全体を登録するのではなく、
それぞれの文化遺産を含むこの核心地域を登録するものです。
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